organic life #2
●土は生きています
土は生きています。土は私たち人間と同じように、酸素を吸って、二酸化炭素を出すという呼吸をしています。
それは単なる岩石の粉ではなく、天文学的な数の微生物や生き物の総体として、生きていると表現するのに
ふさわしい実態です。たとえば土1gあたりには、約10億の微生物が生活しているといわれています。
●オーガニック(有機)農産物とは?
母なる大地は、すべての生き物を生みだし、育てていきます。
この貴重な土を、守り育てることを農業の柱とする取り組みがオーガニックです。
ですから、自然を尊び、自然の法則に準拠し、自然の姿を手本とすることがオーガニックの原則です。
自然界に無いものは使わない。これがオーガニックの原点です。
●基本理念は「自然尊重」「自然規範」「自然順応」
オーガニック農業の基本は土を育てること。
いわば自然界という母親が生命を育てる仕組みを手本にして、大切な農地を育てていこうという取り組みです。
あらゆる生命は土から生まれ、土に還っていきます。
土は自然界の生命を育み、次の世代に繋げるという大切な仕組みを担っています。
しかし、長年の化学肥料や農薬の使用により、この土本来の生命機能がかなり低下してしまっています。
これを生命力あふれる本来の姿に戻し、生命活動を取り戻していくことが、オーガニック農業の基本です。
●オーガニックは農薬のいらない農業を目指しています
農薬を使わないのではなく、農薬の必要のない農業に取り組むことがオーガニックです。
生命力あふれる土で育てられた農産物は、健康に育ち、生命力が強く、本来の美味しさがあり、
栄養価に優れるといわれています。つまり、健康で丈夫に育つので農薬の必要がなくなるということです。
●JAS有機認定オーガニック(有機農産物)って何?
国連の組織が集まって、世界のオーガニック統一基準をつくろうということになり、
それを基にして認証制度を運用したのが日本の有機JAS法です。
オーガニックの基準を世界と同じレベルにおき、第3者の公正・公平な検査と認証の手続きにより、
オーガニックの流通が始まりました。世界の先進国と同じように、安心してオーガニックを買うことができます。